ダイヤモンドウエディング~キスからはじまる永遠の愛~《完》
《21》副社長のブログ
拓真side-
俺のリクエストに応え、テラスでバーベキューパーティをするコトに。
俺と紡の二人で炭を起こして肉を焼く。
「俺は泊まるし、拓真達はモノレールで帰るから父上も沢山飲んでくれ」
「・・・」
お義父さんは渋い顔で紡の言葉を訊いていた。
「お父様、どうぞ」
パラソル付きのラタン風のテーブル椅子に腰を下ろし、寛ぐお義父さんに小陽が缶ビールを渡した。
「ありがとう。小陽」
小陽は俺達にも缶ビールを持って来た。
「サンキュー」
俺と紡はカンパイして缶ビールのプルトップに指をかけて開けた。
ビールを一口飲み、シャツのポケットの中に入れていたスマホを手にする。
「ブログやインスタにアップする写真撮ろうぜ。小陽」
結婚する前からしていたブログ。
結婚してから更新は停滞気味だったけど、最近また再開し、並行してインスタも始めた。
この充実したマイライフを世界中に見せびらかしたかった。
「私の写真をアップするのはダメですよ。拓真さん」
でも、俺とは逆に小陽はブログとインスタには猛反対。
「拓真お前、インスタやブログやってんの?」
「ああ、小陽の写真をアップしたら、読者が急激に増えて驚いたよ。それ以来、週に何度かは小陽の写真アップしてんだ・・・」
「…知らなかった」
紡は自分のスマホを撫でて俺のブログを探し始める。
「小陽は『星凛堂』美し過ぎる副社長夫人で有名なんだぜ。紡」
「元々、小陽は美人で有名だ。芸能界どう?ってスカウトされたコトだって何度もあるよな」
「へぇー・・・小陽って何をしていても華やかさがあるもんな・・・自慢の奥様だ・・・」
「拓真も小陽に毒されてるな」
俺と紡の二人で炭を起こして肉を焼く。
「俺は泊まるし、拓真達はモノレールで帰るから父上も沢山飲んでくれ」
「・・・」
お義父さんは渋い顔で紡の言葉を訊いていた。
「お父様、どうぞ」
パラソル付きのラタン風のテーブル椅子に腰を下ろし、寛ぐお義父さんに小陽が缶ビールを渡した。
「ありがとう。小陽」
小陽は俺達にも缶ビールを持って来た。
「サンキュー」
俺と紡はカンパイして缶ビールのプルトップに指をかけて開けた。
ビールを一口飲み、シャツのポケットの中に入れていたスマホを手にする。
「ブログやインスタにアップする写真撮ろうぜ。小陽」
結婚する前からしていたブログ。
結婚してから更新は停滞気味だったけど、最近また再開し、並行してインスタも始めた。
この充実したマイライフを世界中に見せびらかしたかった。
「私の写真をアップするのはダメですよ。拓真さん」
でも、俺とは逆に小陽はブログとインスタには猛反対。
「拓真お前、インスタやブログやってんの?」
「ああ、小陽の写真をアップしたら、読者が急激に増えて驚いたよ。それ以来、週に何度かは小陽の写真アップしてんだ・・・」
「…知らなかった」
紡は自分のスマホを撫でて俺のブログを探し始める。
「小陽は『星凛堂』美し過ぎる副社長夫人で有名なんだぜ。紡」
「元々、小陽は美人で有名だ。芸能界どう?ってスカウトされたコトだって何度もあるよな」
「へぇー・・・小陽って何をしていても華やかさがあるもんな・・・自慢の奥様だ・・・」
「拓真も小陽に毒されてるな」