ダイヤモンドウエディング~キスからはじまる永遠の愛~《完》
私は一人で柾貴君を玄関先まで見送った。
「今夜ありがとう、柾貴君」
「いえ、本当に拓真さんと小陽さんはお似合いですね」
「そう見えます?」
「はい・・・拓真さんが羨ましいです」
誰からも羨ましがられる存在。
順風満帆の結婚生活。
元総理の父親を持つ私は常に人の羨望の眼差しを受け、一目置かれていた。
結婚して姓が変わってもそれは変わらなかった。
「拓真さんって・・・お友達が多い人ですね」
「拓真さんは誰にでもいい顔する人だから・・・俺の知っている拓真さんは本当の拓真さんじゃないかもしれない」
「拓真さんは裏表のない真っ直ぐな人ですよ。
椎名さん達には決していい顔しませんでした。自分のキモチに嘘は付きません」
「そっか・・・妻の小陽さんが言うんだ。それが本当の拓真さんかもしれない」
「今夜ありがとう、柾貴君」
「いえ、本当に拓真さんと小陽さんはお似合いですね」
「そう見えます?」
「はい・・・拓真さんが羨ましいです」
誰からも羨ましがられる存在。
順風満帆の結婚生活。
元総理の父親を持つ私は常に人の羨望の眼差しを受け、一目置かれていた。
結婚して姓が変わってもそれは変わらなかった。
「拓真さんって・・・お友達が多い人ですね」
「拓真さんは誰にでもいい顔する人だから・・・俺の知っている拓真さんは本当の拓真さんじゃないかもしれない」
「拓真さんは裏表のない真っ直ぐな人ですよ。
椎名さん達には決していい顔しませんでした。自分のキモチに嘘は付きません」
「そっか・・・妻の小陽さんが言うんだ。それが本当の拓真さんかもしれない」