ダイヤモンドウエディング~キスからはじまる永遠の愛~《完》
帰りはタクシーで、車の適度な揺れと酔いが睡魔を誘う。
「着きましたよ。小陽さん」
気づけば、私は隣に座る柾貴君の肩に凭れかかり眠っていた。
「あ…ゴメンなさい」
「グッスリ眠っているから起こすのは悪いかと思い、起こしませんでした」
「・・・」
私達は一緒にマンションの前で降りた。
「お金半分払いますよ」
「いいですよ。気にしないで下さい。それよりもエントランスの入口まで送ります」
「タクシー行かせてしまったけど、柾貴君はどうするの?」
「モノレールまで帰ります」
「一人で帰ると言えば、良かったわね」
「小陽さんは大切なお友達。マンションに入るまで見届けさせてください」
『大切なお友達』その響きが嬉しい。
「久し振りです。お友達が出来たのは・・・」
柾貴君はエントランスの入口まで送ると短く手を振って私を扉を潜るのを見届けてくれた。
「着きましたよ。小陽さん」
気づけば、私は隣に座る柾貴君の肩に凭れかかり眠っていた。
「あ…ゴメンなさい」
「グッスリ眠っているから起こすのは悪いかと思い、起こしませんでした」
「・・・」
私達は一緒にマンションの前で降りた。
「お金半分払いますよ」
「いいですよ。気にしないで下さい。それよりもエントランスの入口まで送ります」
「タクシー行かせてしまったけど、柾貴君はどうするの?」
「モノレールまで帰ります」
「一人で帰ると言えば、良かったわね」
「小陽さんは大切なお友達。マンションに入るまで見届けさせてください」
『大切なお友達』その響きが嬉しい。
「久し振りです。お友達が出来たのは・・・」
柾貴君はエントランスの入口まで送ると短く手を振って私を扉を潜るのを見届けてくれた。