ダイヤモンドウエディング~キスからはじまる永遠の愛~《完》
拓真さんは午前様で帰宅。


昼過ぎまで爆睡していた。


「頭いてぇ」

二日酔いでズキズキする額を押さえながら起きて来た。


「昼ご飯、召しあがりますか?」

「もう昼飯か・・・佑介さんに勧められるままに飲んだら、帰れなくなった・・・」

「何処かに泊まったんですか?」

「柾貴の部屋だ」


柾貴君の部屋!?


「柾貴に送って貰った」


「柾貴君が!?」


「そんなに驚くコトか?それよりも水くれ」


私は拓真さんに言われ、冷蔵庫からミネラルウォーターのペットボトルを取り出した。


「店は臨時休業だって訊いた。食った飯は会社近くのダイニングバーだったらしいな」


「はい」


「柾貴のヤツ…俺に気を遣ったんだな・・・」

拓真さんはミネラルウォーターで口に含ませる。


「店はお休みだったから…後日また一緒に行く約束しました」

「・・・ふうん。別にいいけど・・・柾貴にはずっと世話になってるし、それ位サービスしてやろうか」


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