ダイヤモンドウエディング~キスからはじまる永遠の愛~《完》
周防は『エリート御曹司』として社内の全女性社員の視線を浚った。
「失礼します」
我が社の受付嬢・神楽坂紗羅(カグラザカサラ)が珍しく入って来た。
「副社長宛ての速達です」
「サンキュー」
彼女は大手GM『レオン』の令嬢。
「受付嬢のお前がわざわざ俺に郵便物を届けるなんて珍しいコトもあるな・・・」
小陽は親父に呼ばれて不在。
「小陽さんは?」
紗羅は給湯室の方に目を遣る。
「小陽は社長室だ」
「社長室か・・・」
「暫く帰って来ないと思う」
俺は紗羅から受け取った速達の封を開けた。
「拓真、少し相談があるの・・・」
紗羅は急に小さな声で俺の名前を呼んだ。
「お前が俺に相談ゴト??」
「失礼します」
我が社の受付嬢・神楽坂紗羅(カグラザカサラ)が珍しく入って来た。
「副社長宛ての速達です」
「サンキュー」
彼女は大手GM『レオン』の令嬢。
「受付嬢のお前がわざわざ俺に郵便物を届けるなんて珍しいコトもあるな・・・」
小陽は親父に呼ばれて不在。
「小陽さんは?」
紗羅は給湯室の方に目を遣る。
「小陽は社長室だ」
「社長室か・・・」
「暫く帰って来ないと思う」
俺は紗羅から受け取った速達の封を開けた。
「拓真、少し相談があるの・・・」
紗羅は急に小さな声で俺の名前を呼んだ。
「お前が俺に相談ゴト??」