ダイヤモンドウエディング~キスからはじまる永遠の愛~《完》
「分かりました。もう一晩お世話になります」
「俺は早めに仕事を切り上げて帰るから・・・絶対に待っててね。小陽さん」
打って変わって彼は満面の笑みを浮かべた。私も柾貴君の笑顔に釣られ笑顔で返す。
拓真さんは何かの理由があって女性をホンキで愛せなくなったと知ると少しだけ、彼を許せるキモチになった。
「ご馳走様でした」
柾貴君は完食して椅子を立った。
テーブルに置いていたスマホが光った。ディスプレイの名前は拓真さん。
「もしもし…小陽です」
―――――今日は会社休むのか?小陽
拓真さんの声は苛立っていた。
「休むつもりです。今夜も帰りませんから…今夜の夕食は適当に外食お願いします。もう一つ、今日は可燃ごみの日なので、ごみ捨てもお願いします」
―――――小陽…いい度胸してるな
「大体、拓真さんが悪いんですからね・・・」
――――――分かった。切るっ!!
拓真さんは怒って切ってしまった。
柾貴君は口を押えて笑いを堪えていた。
「柾貴君?」
「小陽さんって拓真さんに従順なんだと思ってたけど、結構言うんだ・・・」
柾貴君は笑いを交じらせて言った。
「俺は早めに仕事を切り上げて帰るから・・・絶対に待っててね。小陽さん」
打って変わって彼は満面の笑みを浮かべた。私も柾貴君の笑顔に釣られ笑顔で返す。
拓真さんは何かの理由があって女性をホンキで愛せなくなったと知ると少しだけ、彼を許せるキモチになった。
「ご馳走様でした」
柾貴君は完食して椅子を立った。
テーブルに置いていたスマホが光った。ディスプレイの名前は拓真さん。
「もしもし…小陽です」
―――――今日は会社休むのか?小陽
拓真さんの声は苛立っていた。
「休むつもりです。今夜も帰りませんから…今夜の夕食は適当に外食お願いします。もう一つ、今日は可燃ごみの日なので、ごみ捨てもお願いします」
―――――小陽…いい度胸してるな
「大体、拓真さんが悪いんですからね・・・」
――――――分かった。切るっ!!
拓真さんは怒って切ってしまった。
柾貴君は口を押えて笑いを堪えていた。
「柾貴君?」
「小陽さんって拓真さんに従順なんだと思ってたけど、結構言うんだ・・・」
柾貴君は笑いを交じらせて言った。