ダイヤモンドウエディング~キスからはじまる永遠の愛~《完》
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60年前ーーー・・・
東京・銀座。
「知加子」
「貴方…ご無沙汰致しております」
俺は誰かの背中を追い一軒の店に入った。
店の名前は『泡沫』
俺の脳内に別の人間の記憶が雪崩のように押し寄せて来る。
「貴方は・・・」
「ご無沙汰致しております。知加子さん」
この店のママの名前は知加子。
「壱真(カズマ)さん」
知加子ママに呼ばれ、自分の名前を自覚する。
「私は知加子お前に話がある。知加子、壱真に適当なオンナをつけてやれ」
「承知しました」
俺の名前は樋口壱真(ヒグチカズマ)父親は外務省トップの事務次官・樋口真一(ヒグチシンイチ)
樋口家は代々官僚を輩出する官僚族の家系。
当の俺も外務省大臣官房総務課に勤めていた。
この店の知加子ママと父親は愛人関係にあった。
俺は濱部拓真の記憶を持ちながらも樋口壱真としての記憶も持っていた。
樋口壱真って爺ちゃんの異母兄だよな。
俺は前世爺ちゃんの異母兄さん!!?
そして、知加子ママは爺ちゃんの母親。ってコトは俺の曾婆ちゃん。
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60年前ーーー・・・
東京・銀座。
「知加子」
「貴方…ご無沙汰致しております」
俺は誰かの背中を追い一軒の店に入った。
店の名前は『泡沫』
俺の脳内に別の人間の記憶が雪崩のように押し寄せて来る。
「貴方は・・・」
「ご無沙汰致しております。知加子さん」
この店のママの名前は知加子。
「壱真(カズマ)さん」
知加子ママに呼ばれ、自分の名前を自覚する。
「私は知加子お前に話がある。知加子、壱真に適当なオンナをつけてやれ」
「承知しました」
俺の名前は樋口壱真(ヒグチカズマ)父親は外務省トップの事務次官・樋口真一(ヒグチシンイチ)
樋口家は代々官僚を輩出する官僚族の家系。
当の俺も外務省大臣官房総務課に勤めていた。
この店の知加子ママと父親は愛人関係にあった。
俺は濱部拓真の記憶を持ちながらも樋口壱真としての記憶も持っていた。
樋口壱真って爺ちゃんの異母兄だよな。
俺は前世爺ちゃんの異母兄さん!!?
そして、知加子ママは爺ちゃんの母親。ってコトは俺の曾婆ちゃん。