ダイヤモンドウエディング~キスからはじまる永遠の愛~《完》
「小陽からも言ってあげなさい」


「副社長、お父様もそう言っているコトですし、食べて行って下さい」

元総理の誘いを断れず、夕食をご馳走になった。


**********

「いただきます」
4人でダイニングテーブルを囲み、陽那夫人の手料理をご馳走になる。
俺が座る椅子は紡の椅子だと思う。


「ビールは?」

「すいません。車なので、遠慮しておきます」


「そうか、それは残念だな」


元総理は満面の笑顔で俺を見ていた。


「君と直接会うのは何年振りかな?濱部社長とは時々ゴルフでご一緒するんだけどな」


「何年振りでしょうね・・・」

俺は曖昧に答えた。

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