ダイヤモンドウエディング~キスからはじまる永遠の愛~《完》
「失礼します」
エントランスにあるカフェテラスのウェイトレスがコーヒーをトレイに持ち、入室して来た。
「サンキュー、代金は週末まとめて支払うから…佐川さん」
「はい、社長」
「下がっていいよ」
佐川さんは軽く俺に会釈して出て行った。
「何のスキルもなさそうだな。母さんから訊いたよ。兄貴が元『泡沫』のホステスと同棲してるって」
「お前の耳にも届いていたのか?なら、話が早い」
「俺達、仲良かったっけ?」
「・・・こ、これから仲良くすればいい」
俺の爺ちゃんだって知った以上は仲良くしたい。
「兄貴、なにがあったの??人が変わったね・・・」
透真が俺の態度を見て大笑いしながらコーヒーを口の中に含んだ。
「・・・エントランスの『星凛堂パーラー』のウェイトレスのバイトなら募集していると思う。それでいいなら、一度面接に来るといい」
「それでいいよ。美桜にはそう言っておく」
エントランスにあるカフェテラスのウェイトレスがコーヒーをトレイに持ち、入室して来た。
「サンキュー、代金は週末まとめて支払うから…佐川さん」
「はい、社長」
「下がっていいよ」
佐川さんは軽く俺に会釈して出て行った。
「何のスキルもなさそうだな。母さんから訊いたよ。兄貴が元『泡沫』のホステスと同棲してるって」
「お前の耳にも届いていたのか?なら、話が早い」
「俺達、仲良かったっけ?」
「・・・こ、これから仲良くすればいい」
俺の爺ちゃんだって知った以上は仲良くしたい。
「兄貴、なにがあったの??人が変わったね・・・」
透真が俺の態度を見て大笑いしながらコーヒーを口の中に含んだ。
「・・・エントランスの『星凛堂パーラー』のウェイトレスのバイトなら募集していると思う。それでいいなら、一度面接に来るといい」
「それでいいよ。美桜にはそう言っておく」