ダイヤモンドウエディング~キスからはじまる永遠の愛~《完》
《27》ダイヤの原石
拓真side-
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美桜は『星凛堂』本社のエントランスの奥にあるカフェテリア『星凛堂パーラー』のウェイトレスとしてアルバイトを始めた。
存在感だけでも華のある美人の美桜は男性社員達のアイドルになるのに、それほど時間がかからなかった。
「俺に相談って何だ?」
帰宅するなり、美桜は俺をソファに座らせ、自分も隣に座った。
「『星凛堂』の社員の方にデート誘われたと言うか・・・」
「何処の課だ?」
「名刺貰いましたから、見せます」
美桜はバックから名刺を取り出して俺に渡した。
「この方です」
「海外事業部か・・・ふうん。交際している男が居るから、無理だとどうしてその場で断らなかったんだ?」
「断れる雰囲気ではなくて・・・」
「・・・何?俺よりもイケメンだったのか?」
「壱真さんの方がカッコイイですよ」
「明日、断れよ」
「はい」
美桜は強い押しに弱いオンナかもしれない。
俺の方から透真に電話して、一言言っておこう。
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美桜は『星凛堂』本社のエントランスの奥にあるカフェテリア『星凛堂パーラー』のウェイトレスとしてアルバイトを始めた。
存在感だけでも華のある美人の美桜は男性社員達のアイドルになるのに、それほど時間がかからなかった。
「俺に相談って何だ?」
帰宅するなり、美桜は俺をソファに座らせ、自分も隣に座った。
「『星凛堂』の社員の方にデート誘われたと言うか・・・」
「何処の課だ?」
「名刺貰いましたから、見せます」
美桜はバックから名刺を取り出して俺に渡した。
「この方です」
「海外事業部か・・・ふうん。交際している男が居るから、無理だとどうしてその場で断らなかったんだ?」
「断れる雰囲気ではなくて・・・」
「・・・何?俺よりもイケメンだったのか?」
「壱真さんの方がカッコイイですよ」
「明日、断れよ」
「はい」
美桜は強い押しに弱いオンナかもしれない。
俺の方から透真に電話して、一言言っておこう。