ダイヤモンドウエディング~キスからはじまる永遠の愛~《完》
「仲良くか・・・」

俺もお前と仲良くしたかった。
だけど、俺はお前に辛辣な態度しか取れなかった。

―――――今からでも遅くないよな。仲良く出来るかもしれない。俺は透真との間の橋渡しをしてくれた美桜に感謝した。


夜の帳は降りた頃、美桜は目を覚ました。


「壱真…さん?」

麻酔で微睡む美桜の瞳に俺の顔が心配そうな顔が映る。


「大丈夫か?美桜」


「大丈夫ですよ」

美桜は返しながらも痛みに眉を顰める。

「痛むか?鎮静剤貰うか??」

「大丈夫です・・・それよりも隠しててゴメンなさい・・・」

「え、あ・・・美桜は分かってたのか?お腹の中に子供は居るコト」

「分かっていました・・・」

「そっか・・・産むつもりだったのか?」

「それは・・・」



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