ダイヤモンドウエディング~キスからはじまる永遠の愛~《完》
美桜は暫く入院。
俺は仕事の帰りがけ、毎日彼女を見舞い、着替えなどを持って行った。
「美桜、入るぞ」
俺がノックすると美桜は優しく返事してくれるのに、今日は返事がなかった。
ベットは蛻の殻で、サイドテーブルには置手紙が目立つように置いてあった。
『壱真さんへ
お世話になりました。私のコトは忘れて下さい。小切手は壱真さんからお父さんにお返し下さい。』
手紙と一緒にあったのは小切手。その額は1000万。
父さんが美桜の元に来て、俺と別れるよう迫って手切れ金を渡したのか・・・
カラダだって完全に回復したワケじゃない。
なのに、そのカラダでどこに行ったんだよ。
俺は手紙を握り締めて病室を出て、院内を探したが、彼女の姿はなかった。
携帯電話に掛けても留守番サービスに繋がるだけ。
俺は栗原に電話を掛けた。
「栗原、美桜が病室から姿を消した!!頼む。一緒に探してくれないか?」
―――――彼女の携帯番号は??
「メールで伝えるから、通話は切ってくれ」
一旦、通話を切って、彼女の携帯番号を栗原にメールで伝えた。
―――――彼女の携番にGPS機能があればすぐに分かると思う。今から調べるから待っててくれ。樋口さん
俺は仕事の帰りがけ、毎日彼女を見舞い、着替えなどを持って行った。
「美桜、入るぞ」
俺がノックすると美桜は優しく返事してくれるのに、今日は返事がなかった。
ベットは蛻の殻で、サイドテーブルには置手紙が目立つように置いてあった。
『壱真さんへ
お世話になりました。私のコトは忘れて下さい。小切手は壱真さんからお父さんにお返し下さい。』
手紙と一緒にあったのは小切手。その額は1000万。
父さんが美桜の元に来て、俺と別れるよう迫って手切れ金を渡したのか・・・
カラダだって完全に回復したワケじゃない。
なのに、そのカラダでどこに行ったんだよ。
俺は手紙を握り締めて病室を出て、院内を探したが、彼女の姿はなかった。
携帯電話に掛けても留守番サービスに繋がるだけ。
俺は栗原に電話を掛けた。
「栗原、美桜が病室から姿を消した!!頼む。一緒に探してくれないか?」
―――――彼女の携帯番号は??
「メールで伝えるから、通話は切ってくれ」
一旦、通話を切って、彼女の携帯番号を栗原にメールで伝えた。
―――――彼女の携番にGPS機能があればすぐに分かると思う。今から調べるから待っててくれ。樋口さん