ダイヤモンドウエディング~キスからはじまる永遠の愛~《完》
自宅療養と言う形で彼女を部屋に連れ帰った。

「お仕事は?」

「休む」

「私のコトなら心配しないで下さい」

「俺が仕事に行けば、美桜がまたどこかに行ってしまいそうで嫌なんだ!!」

「壱真…さん」

「どこにも行かないと誓ってくれないか?」

彼女の前では男のプライドや世間体すべてが無効だった。


「どこにも行かないから・・・私はこの部屋で待っていますよ」


「美桜、約束だぞ」


俺達は指切りを交わした。







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