ダイヤモンドウエディング~キスからはじまる永遠の愛~《完》
《4》社内キス
小陽sideー
拓真さんの秘書を始めて早1週間が流れたけど、未だに前秘書の淡路さんからの引継ぎは受けられなかった。
私は秘書室に居る淡路さんの元を訊ねる。
「秘書の仕事?」
「室長の栗原さんからも訊いていると思います。
淡路さんの空いた時間で結構ですので、よろしくお願いします」
「空いた時間なんてないわよ」
淡路さんはパソコンのキーを叩きながら冷たく言い放つ。
「伊集院さんって、元は議員秘書なんでしょ?」
「そうですけど」
「秘書の仕事なんて同じでしょ?」
淡路さんは副社長の秘書業務の引継ぎを拒んでいた。
彼女の口調の端々に意地悪な雰囲気が漂う。
「分かりました。失礼します」
「いいわ。後で引継ぎのメモをあげる」
「ありがとうございます」
彼女の態度が一転し、私は慌てて礼を言い、副社長室に戻った。
私は秘書室に居る淡路さんの元を訊ねる。
「秘書の仕事?」
「室長の栗原さんからも訊いていると思います。
淡路さんの空いた時間で結構ですので、よろしくお願いします」
「空いた時間なんてないわよ」
淡路さんはパソコンのキーを叩きながら冷たく言い放つ。
「伊集院さんって、元は議員秘書なんでしょ?」
「そうですけど」
「秘書の仕事なんて同じでしょ?」
淡路さんは副社長の秘書業務の引継ぎを拒んでいた。
彼女の口調の端々に意地悪な雰囲気が漂う。
「分かりました。失礼します」
「いいわ。後で引継ぎのメモをあげる」
「ありがとうございます」
彼女の態度が一転し、私は慌てて礼を言い、副社長室に戻った。