ダイヤモンドウエディング~キスからはじまる永遠の愛~《完》
「瞳の赤い理由が分かりました」
「小陽…俺・・・」
俺が近づくと今まで大人しく小陽に抱っこされたウサギが暴れ出した。
「どうしたの?レオン」
小陽は慌ててしゃがみ込み、床にウサギを放った。
俺もしゃがみ込み、小陽とウサギを見つめる。
「レオンって言うのか?」
「ナポレオンからとった名前だそうです」
「ふうん。ナポレオンね・・・」
俺も鼻をヒクつかせ、辺りを見回すレオンに触れた。
レオンの柔らかな毛並みに体温。
「可愛いな・・・」
「でも、オスで人間で言えば、年は28歳で拓真さんと似たような年らしいですよ」
「オスなのか?」
小陽の腕の中にずっと抱っこされていたレオンを羨ましく思った。
「柾貴の部屋に置いとけばいいのに。何で、連れて来たんだ?」
「ウサギは寂しかったら死んじゃうから・・・」
「死ぬとかそんなワードは今は禁止だ」
「小陽…俺・・・」
俺が近づくと今まで大人しく小陽に抱っこされたウサギが暴れ出した。
「どうしたの?レオン」
小陽は慌ててしゃがみ込み、床にウサギを放った。
俺もしゃがみ込み、小陽とウサギを見つめる。
「レオンって言うのか?」
「ナポレオンからとった名前だそうです」
「ふうん。ナポレオンね・・・」
俺も鼻をヒクつかせ、辺りを見回すレオンに触れた。
レオンの柔らかな毛並みに体温。
「可愛いな・・・」
「でも、オスで人間で言えば、年は28歳で拓真さんと似たような年らしいですよ」
「オスなのか?」
小陽の腕の中にずっと抱っこされていたレオンを羨ましく思った。
「柾貴の部屋に置いとけばいいのに。何で、連れて来たんだ?」
「ウサギは寂しかったら死んじゃうから・・・」
「死ぬとかそんなワードは今は禁止だ」