ダイヤモンドウエディング~キスからはじまる永遠の愛~《完》
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美桜と同じ長い髪の小陽。

俺は小陽の髪を毛先まで優しく撫で下ろした。

俺の見る愛しげな瞳。
整った顔立ち。

しっかりと鼓動を打ち鳴らす心臓。
温かなカラダ。

ベットで肌と肌を寄せ合い、生きている彼女の存在に再び涙を零した。


「拓真さん?」


俺を心配そうに顔を見つめる小陽の表情が霞んだ。


小陽は俺の瞳の涙を指で拭ってくれた。


俺の涙を拭いてくれる小陽が愛しい。

「愛してる。小陽・・・」

俺は彼女をギュッとギュッと抱き締めた。


「苦しいです…拓真さん・・・」

「俺は小陽を離したくない・・・」

死が二人を引き離しても、小陽と離れたくはなかったーーー・・・


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