ダイヤモンドウエディング~キスからはじまる永遠の愛~《完》
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「二人共俺に報告すべきコトがあるだろ?」
私と拓真さんは週明け朝一番に社長室に呼び出された。
「報告すべきコトって…何だよ!?」
「勿体ぶるな。拓真。喜ばしいコトじゃないか・・・」
拓真さんは首を捻って眉間にシワを寄せて考え込んだ。
私も濱部社長の態度を訝しげに見てしまった。
「小陽さん、体調の方はいいの?」
「あ、はい・・・おかげさまで」
「無理は禁物だから・・・」
「どうぞ」
栗原さんが持って来たのは緑茶。
「珍しいコトもあるな・・・コーヒーじゃなく緑茶なの??」
「カラダにカフェインは良くないから・・・お前もコーヒーではなく緑茶を飲め。拓真」
「何で!?」
「新しい家族増えるんだろ?」
「新しい家族?あ・・・まぁな」
拓真さんと私は顔を合わせて頷く。
「やっぱり、先週休んでいたのは・・・そのせいか・・・だから、勿体ぶらずに報告してくれ、拓真。
俺と純名にだって心の準備がある。母さんに言わなきゃいけない。伊集院夫妻にだって・・・」
「…俺達に新しい家族が出来ました。名前はレオンです」
「レオン?何でそんな外国人にような名前を…拓真…まさか隠し子か!?」
「二人共俺に報告すべきコトがあるだろ?」
私と拓真さんは週明け朝一番に社長室に呼び出された。
「報告すべきコトって…何だよ!?」
「勿体ぶるな。拓真。喜ばしいコトじゃないか・・・」
拓真さんは首を捻って眉間にシワを寄せて考え込んだ。
私も濱部社長の態度を訝しげに見てしまった。
「小陽さん、体調の方はいいの?」
「あ、はい・・・おかげさまで」
「無理は禁物だから・・・」
「どうぞ」
栗原さんが持って来たのは緑茶。
「珍しいコトもあるな・・・コーヒーじゃなく緑茶なの??」
「カラダにカフェインは良くないから・・・お前もコーヒーではなく緑茶を飲め。拓真」
「何で!?」
「新しい家族増えるんだろ?」
「新しい家族?あ・・・まぁな」
拓真さんと私は顔を合わせて頷く。
「やっぱり、先週休んでいたのは・・・そのせいか・・・だから、勿体ぶらずに報告してくれ、拓真。
俺と純名にだって心の準備がある。母さんに言わなきゃいけない。伊集院夫妻にだって・・・」
「…俺達に新しい家族が出来ました。名前はレオンです」
「レオン?何でそんな外国人にような名前を…拓真…まさか隠し子か!?」