ダイヤモンドウエディング~キスからはじまる永遠の愛~《完》
《LAST》内緒のパーティ
拓真side-
12月ーーー・・・
俺と小陽の初めてのクリスマス兼マイバースデー。
毎年思うけど、クリスマスと誕生日が同じ日の俺は人よりも損な気がする。
プレゼントもケーキも一つに纏められてしまうからな。
「拓真さん、お義父様が嘆いていましたよ」
「お義父さんとお義母さんも招待して、濱部家全員でクリスマスと俺の誕生日を祝おうと言う話だろ?俺は嫌だから・・・」
「どうして?皆がお祝いしてくれるんですよ。とってもいいコトじゃありませんか」
「俺と小陽の初めてのクリスマス兼マイバースデーだぜ。俺は二人でお祝いしたいんだよ」
「でも・・・お義父様が・・・」
「親父と母さんの二人で祝えばいいんだよ」
俺が産まれるまで・・・母さんはクリスマスが無理心中した両親の命日だから、お祝いもしなかったし、悲しい想い出が過るから嫌いだと言っていた。
でも、俺が産まれて…初めて授かった子供の誕生日となり、母さんは皆と同じように毎年盛大にクリスマスを俺の誕生日を祝うようになった。
「俺も結婚したんだし、そろそろ子離れして貰わないと」
俺は断固拒否を決め込んだ。
「そこまで言うんなら、私と拓真さんの二人でお祝いしましょう」
小陽の方が折れ、俺の代わりに親父たちの説得役を引き受けてくれた。
俺と小陽の初めてのクリスマス兼マイバースデー。
毎年思うけど、クリスマスと誕生日が同じ日の俺は人よりも損な気がする。
プレゼントもケーキも一つに纏められてしまうからな。
「拓真さん、お義父様が嘆いていましたよ」
「お義父さんとお義母さんも招待して、濱部家全員でクリスマスと俺の誕生日を祝おうと言う話だろ?俺は嫌だから・・・」
「どうして?皆がお祝いしてくれるんですよ。とってもいいコトじゃありませんか」
「俺と小陽の初めてのクリスマス兼マイバースデーだぜ。俺は二人でお祝いしたいんだよ」
「でも・・・お義父様が・・・」
「親父と母さんの二人で祝えばいいんだよ」
俺が産まれるまで・・・母さんはクリスマスが無理心中した両親の命日だから、お祝いもしなかったし、悲しい想い出が過るから嫌いだと言っていた。
でも、俺が産まれて…初めて授かった子供の誕生日となり、母さんは皆と同じように毎年盛大にクリスマスを俺の誕生日を祝うようになった。
「俺も結婚したんだし、そろそろ子離れして貰わないと」
俺は断固拒否を決め込んだ。
「そこまで言うんなら、私と拓真さんの二人でお祝いしましょう」
小陽の方が折れ、俺の代わりに親父たちの説得役を引き受けてくれた。