ダイヤモンドウエディング~キスからはじまる永遠の愛~《完》
副社長室に拓真さんの姿はない。
デスクの上には拓真さんのシステム手帳が無造作に置かれていた。
私は今月のスケジュールを確認しようと手帳を開く。
スケジュール帳を見ていると椅子の背凭れにかかった上着の袖のボタンが取れかかっているのを発見。
持っていた裁縫用具でボタンを付け直した。
「帰ったぞ」
ベスト姿の拓真さんが戻って来た。
「お帰りなさいませ。副社長」
「何してんの?」
拓真さんは不思議そうに私の手許を見る。
「上着の袖のボタンが取れかかっていたので、付け直しているんです」
「ふうん」
デスクの上には拓真さんのシステム手帳が無造作に置かれていた。
私は今月のスケジュールを確認しようと手帳を開く。
スケジュール帳を見ていると椅子の背凭れにかかった上着の袖のボタンが取れかかっているのを発見。
持っていた裁縫用具でボタンを付け直した。
「帰ったぞ」
ベスト姿の拓真さんが戻って来た。
「お帰りなさいませ。副社長」
「何してんの?」
拓真さんは不思議そうに私の手許を見る。
「上着の袖のボタンが取れかかっていたので、付け直しているんです」
「ふうん」