ダイヤモンドウエディング~キスからはじまる永遠の愛~《完》
「副社長秘書は板について来たね…小陽さん」

「あ、はい」


濱部社長は満面の笑みを浮かべて書類を受け取ってくれた。


「ところで、拓真はどうだ?君に変なコトしてないか?言ってないか?」

「別に何も・・・」


「それならいいんだけど・・・」


「拓真は俺に似ず、女性関係が派手だから・・・君に手を出さないかとヒヤヒヤしてんだ。まぁ拓真も小陽さんは、手を出してはいけない女性だと言う認識は持っているようだ。安心した」

気を遣われている自覚はあった。


お試しでも、拓真さんは私のコトは無理なようだし。

25歳の間に彼氏の一人ぐらいは欲しいと思うけど、元総理の令嬢である限り、淡い夢でしかないかも。






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