ダイヤモンドウエディング~キスからはじまる永遠の愛~《完》
「おいっ!?ちゃんと俺の話を訊けっ!小陽」


俺は小陽の態度に苛立って声を荒立てた。


「お断りします」


「何意地張ってんだよ!?可愛くねぇぞ!!」


「…私、見ました。副社長と淡路さんが休憩スペースで不謹慎なコトしている所」


小陽は俺と季実子のキスを目撃していた。


「俺達、復縁したんだ・・・あれは復縁のキスだ」

「オフィスでキスなんて不謹慎です!!」


何で俺が小陽に怒られなきゃいけない?


つ~か何で小陽が怒るんだ?

「どうしてお前が怒るんだよ!?」


「それは・・・」


「分かった…お前もキスしたいのか・・・」


「えっ!?」


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