ダイヤモンドウエディング~キスからはじまる永遠の愛~《完》
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俺は副社長室に戻って、プロポーズのやり方を考えた。

勝算のないゼロパーセントのプロポーズ。

親父は元総理の関係の悪化を懸念しているだけで、俺のプライドなんて微塵も考えていない。

これでも、俺はプライドの高い男なんですけど・・・


夜景の綺麗なフレンチレストランに呼び出し、二人でディナー。
ディナーの後にさりげなく小陽にエンゲージリングとなるダイヤのリングをプレゼント。


プロポーズの言葉はストレートに「俺と結婚して欲しい」



小陽は俺のプロポーズを受け入れて二人は結婚。そして、仲良く暮らしましたと。


物語のエピローグならその一行でおしまいだけど、人生って長いよな・・・



元総理が舅で紡が義理の兄。


あの二人さえ、居なければ・・・
小陽と上手くやれるかもしれない。





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