ダイヤモンドウエディング~キスからはじまる永遠の愛~《完》
バックに入れたスマホが光る。

通話の相手は拓真さんだーーー・・・


さすがにもう無視はできず、恐る恐る電話に出た。


「もしもし・・・」


―――――小陽か?今、どこに居る?


「・・・銀座です」


公園から出れば、『星凛堂』本社のビルのてっぺんが見える近い場所に居るとは言えなかった。



―――――今夜、話がある。19時にダイヤモンドホテル東京ベイサイドまで来てくれ。来るまで待ってるから。




電話は一方的に切れてしまった。
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