ダイヤモンドウエディング~キスからはじまる永遠の愛~《完》
「無理です」
「無理無理って…そんなに俺のコト嫌い?」
「嫌いじゃなくて…その反対の好きと言うか…拓真さんは私にとって初恋の人なんです!」
顔から火が出そうな位真っ赤になる。私は顔を俯かせてその赤い顔を隠す。
「好きって…小陽が俺のコト…好き?ええ~っ!?」
私達は顔を合わせる。拓真さんは腰を上げて、鳩が豆を食べたような表情になった。
「じゃ何で?会社休んで、退職届なんか送るんだよ!?お前のおかげで俺は親父の雷を貰ったぞ」
拓真さんは腰を下ろし、足を組んで不遜な声音で訴える。
「ゴメンなさい・・・」
私は瞳に涙を溜めた。
「泣くなよ。悪かった・・・」
「…淡路さんと復縁したって言うし、二人の仲を社内で見せつけられるのは辛すぎます」
「季実子とは別れた・・・」
「どうして?」
「どうしてって…色々あったんだ…なら、お前これ受け取るよな」
拓真さんは上着のポケットから何かを出し、テーブルの上に置く。
上品な青色のジュエリーケース。
「無理無理って…そんなに俺のコト嫌い?」
「嫌いじゃなくて…その反対の好きと言うか…拓真さんは私にとって初恋の人なんです!」
顔から火が出そうな位真っ赤になる。私は顔を俯かせてその赤い顔を隠す。
「好きって…小陽が俺のコト…好き?ええ~っ!?」
私達は顔を合わせる。拓真さんは腰を上げて、鳩が豆を食べたような表情になった。
「じゃ何で?会社休んで、退職届なんか送るんだよ!?お前のおかげで俺は親父の雷を貰ったぞ」
拓真さんは腰を下ろし、足を組んで不遜な声音で訴える。
「ゴメンなさい・・・」
私は瞳に涙を溜めた。
「泣くなよ。悪かった・・・」
「…淡路さんと復縁したって言うし、二人の仲を社内で見せつけられるのは辛すぎます」
「季実子とは別れた・・・」
「どうして?」
「どうしてって…色々あったんだ…なら、お前これ受け取るよな」
拓真さんは上着のポケットから何かを出し、テーブルの上に置く。
上品な青色のジュエリーケース。