ダイヤモンドウエディング~キスからはじまる永遠の愛~《完》
《7》結婚への道程
拓真side-
俺の方から社長室を訊ねて昨日の成果を報告した。
「無事に第一関門は突破しましたよ。社長」
「そうか・・・これで元総理との関係にもヒビが入らないな。よしよし」
親父は安心したかのように吐息を漏らし、頷いた。
「次は第二関門ですね。社長」
「最大の難関だな。陽那夫人は大丈夫。問題は元総理・・・」
「兄貴も問題だ・・・」
「紡君か・・・その二人の承諾を得れば…小陽さんは濱部家の嫁だ…俺の義理の娘になる」
「親父はもしかして・・・小陽を義理の娘にしたかったのか?」
「んっ?いや・・・」
「若くて、奥様と出会わなければ…自分が小陽さんにアタックしていたと言ってましたよ」
「く、栗原!!?」
「ふうん。でも、小陽は俺が貰う。小陽は俺の嫁だ…妻だ・・・」
成功率ゼロだと思っていただけに、形勢逆転のプロポーズの成功は俺の想いを加速させた。
「無事に第一関門は突破しましたよ。社長」
「そうか・・・これで元総理との関係にもヒビが入らないな。よしよし」
親父は安心したかのように吐息を漏らし、頷いた。
「次は第二関門ですね。社長」
「最大の難関だな。陽那夫人は大丈夫。問題は元総理・・・」
「兄貴も問題だ・・・」
「紡君か・・・その二人の承諾を得れば…小陽さんは濱部家の嫁だ…俺の義理の娘になる」
「親父はもしかして・・・小陽を義理の娘にしたかったのか?」
「んっ?いや・・・」
「若くて、奥様と出会わなければ…自分が小陽さんにアタックしていたと言ってましたよ」
「く、栗原!!?」
「ふうん。でも、小陽は俺が貰う。小陽は俺の嫁だ…妻だ・・・」
成功率ゼロだと思っていただけに、形勢逆転のプロポーズの成功は俺の想いを加速させた。