ダイヤモンドウエディング~キスからはじまる永遠の愛~《完》

小陽sideー

「副社長、これってセクハラに当たりますよ」

「セクハラ?俺と小陽の間にはセクハラは成立しない。なぜなら、俺達は恋人同士。何れは夫婦になる」

拓真さんっていざ自分のモノになると本能のままに行動する人だった。


「俺とキスするの嫌か?」

嫌ではないけど、社内キスには抵抗があって。


「失礼します」


ノックして永遠君が入って来る。

「社長のご指名です。伊集院さん」


「あ、はい。今、行きます」

私は文書を保存させるとパソコンをスリープ状態にした。

「社長がお呼びですので、行って来ます。副社長」


「行くなよ!小陽」

拓真さんの制止を振り切り、永遠君に任せて社長室に向かった。






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