ダイヤモンドウエディング~キスからはじまる永遠の愛~《完》
「申し訳ありません・・・俺はこれから…会議ですので席を外させて頂きます。拓真お前が桐生様のお相手をしなさい。元はお前と小陽さんの結婚が怒りの原因だ」
「ええ~っ!?その会議、俺も出なきゃいけないだろ??」
「お前は出なくていい。いいから、桐生様を頼んだ!!」
親父は桐生様に一礼して、栗原さんと出て行った。
残されたのは俺と永遠だけ。
「俺は伊集院元総理が現役時代に小陽さんを蓮の許嫁にと申し出た」
現役時代って、いつの話だよ!!
小陽だってまだ、幼子だったんじゃないのか!?
「元総理はその申し出を承諾したんですか??」
「それだけは年を取ったせいか・・・思い出せないんだ・・・」
桐生様はワザと年のせいにして、返事を曖昧しているのは明白で、絶対に断られている。
「色々と副社長と小陽さんのご結婚に意見はおありだと思いますけど・・・しかし、結婚は本人の意思で成り立つモノですし・・・」
押し黙る俺の代わりに永遠が桐生様に立ち向かってくれた。
「俺と妻の結婚に互いの意思などなかった。政略結婚だったからな。
結婚してからでも愛を育むコトは出来る!今日の所は帰るが、桐生一族は結婚披露宴には出席しないぞ!!」
「ええ~っ!?その会議、俺も出なきゃいけないだろ??」
「お前は出なくていい。いいから、桐生様を頼んだ!!」
親父は桐生様に一礼して、栗原さんと出て行った。
残されたのは俺と永遠だけ。
「俺は伊集院元総理が現役時代に小陽さんを蓮の許嫁にと申し出た」
現役時代って、いつの話だよ!!
小陽だってまだ、幼子だったんじゃないのか!?
「元総理はその申し出を承諾したんですか??」
「それだけは年を取ったせいか・・・思い出せないんだ・・・」
桐生様はワザと年のせいにして、返事を曖昧しているのは明白で、絶対に断られている。
「色々と副社長と小陽さんのご結婚に意見はおありだと思いますけど・・・しかし、結婚は本人の意思で成り立つモノですし・・・」
押し黙る俺の代わりに永遠が桐生様に立ち向かってくれた。
「俺と妻の結婚に互いの意思などなかった。政略結婚だったからな。
結婚してからでも愛を育むコトは出来る!今日の所は帰るが、桐生一族は結婚披露宴には出席しないぞ!!」