ダイヤモンドウエディング~キスからはじまる永遠の愛~《完》
**********

ダイヤモンドホテル東京ベイサイド

拓真さんが私にプロポーズした想い出の場所が結婚披露宴の場所になった。

「チャペル式の方が良かったのに。
敦司さんがどうしても、ヴァージンロード歩きたくないって言うから・・・
一生に一度のコトなのにね・・・」


お母様は神前式がお気に召さない雰囲気。


「披露宴で、ウエディングドレスは着るし、それでいいじゃないの?陽那さん」


「それはそうなんだけどね・・・」

純名さんに窘められてもお母様の不満は消えない。


「お喋りばかりしないで、さっさと決めようぜ」


両家の母親が付き添い、本日は衣装決めで、女性の中で男性の一人の拓真さんは私達のペースに少し苛立っていた。



< 94 / 371 >

この作品をシェア

pagetop