ダイヤモンドウエディング~キスからはじまる永遠の愛~《完》
試着室から恥ずかしそうに小陽が出て来る。

普段隠れた鎖骨や首許がむき出しだった。


俺の選んだウエディングドレスはビスチェタイプ。
肩紐がなく、両肩を露わにして胸の上で止めるデザインドレス。


胸の谷間もくっきりと見える。
小陽は細身のスタイルだから、胸の大きさが目立って仕方がない。

「とってもお似合いですよ。
ビスチェタイプはすっきりとした印象でバストラインやネックラインも綺麗に見えます。ベールやアクセサリー類だって映えます。オススメですよ」
俺達の担当の女性もお勧めのドレスだった。


「私が結婚した時もマーメイドラインのドレスだったのよ。
私よりも小陽の方がお似合いね」



ドレスの下はノーブラか?
また、不埒なコトを考えてしまう。


「ブラは外したの?小陽」

「はい」

マジで、ノーブラか??理性を試されているようで辛い。


「でもお借りした下着は着けていますよ。お母様」

何だ…残念だな。

「そうなの?」

「うん」


小陽も全身が映るミラーで自分の姿を恥ずかしそうに眺めた。



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