お嬢様と7人の男子


「手、貸せ」


「え、なんで?」


「いいから、早く貸せよ」


「わかった…」

仕方なく、黒王子に手を貸した



「これで、お前は迷子にならなくて済むな」


そう言って、私の手を握った



せ、積極的!?


「今日だけだからな」


「ら、ランジャー」



「なんだよ、その言葉。いきなりどうした」


黒王子は笑い出した



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