お嬢様と7人の男子


ースピーカー


放送が流れ出した

キィーー「えーっと…2年B組の高槻梨莉香さん、至急放送室に来てくださいもう1度言います…」



「りりか、呼ばれてるよ?」


ん?聞き覚えがある


この声は!?



「2人とも、ごめん行くね」



「いってら〜」

2人は同時に言った



私は、走った



途中、ぶつかりそうになったり転びそうになったりした


危なかったよ、本当に…



良い子のみんな廊下は走ってはいけませんよ!



何が起こるか分からないからね!



ーバタン




はぁ…はぁ…

少し走っただけなのに息切れしていた



「やっぱり、要の仕業だよね」



「お!お嬢様、来てくださいましたか!」




「あんな呼び方、二度としないでね…恥をかいたよ」



「それは、すみませんでした。お嬢様となかなか会う機会が無かったので。これなら絶対来るかなって」




「と、とにかく、やめてよね」



「以後気をつけます」


「それで、本題はなんなの?」



「お嬢様、ミッションはクリアしましたか?」



「し、したよ。ちゃんと友達も2人出来た」




「そうですか…。おめでとうございます」



「か、要にあんなことされないようにする為でもあるんだからさ…」







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