お嬢様と7人の男子


ーガラッ




「!?」



ま、まさか…



ハヤテ君にばれた!?



やばい…



「もう、帰ったぞ」


な、なんだ…黒王子か




ハラハラしたよ




「そうなんだ。」




「狭いだろう、そこから出ろよ」



私は押し入れから出た



あー、足がしびれる



「そろそろ、家に帰った方がいいんじゃないか?」





「そうだね」




「途中まで送るけど」




「大丈夫…」





「帰り道、分からないだろ」




「うっ…そうでした」




黒王子のお母さんに挨拶をして家をでた





「ねぇ、黒王子…」



「な、なんだよ」



「学校って、いいよね」



「はぁ?急にどうしたんだよ」



「私、初めてだよ。こんなに楽しい学校生活が送れて」



「高槻…」



「友達だって、みんな私から避けていったから。今でもみんなが私から離れていくんじゃないか怖い」


「でもね、こうして黒王子みたいなイイヤツと会ってね、良かったって思う!」



「それは、良かったな/////」

黒王子の顔は赤く染っていた

「うん、今日は黒王子のこと知れたし。もっともっと、知りたい」




「ふーん、勝手にすれば」





「遠慮なくさせてもらいます。送ってくれてありがとう。
明日ね」



「おう、気をつけろよ」



(不思議なやつ。アイツって面白いな…ハヤテに説得するしかないな)



ドキドキ…こんな気持ちは初めてだ



やっぱり、アイツは面白い



俺に感じさせたことないことばかりさせやがる

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