お嬢様と7人の男子

ー家



「た、ただいま」



「お帰りなさいませ、お嬢様」



そこには要が待っていた



な、なんでそんなに普通でいられるの?


要のこと、よく分かんないよ



「お嬢様、夕食の支度が整ってま


『今日はいらない』


分かりました…」




それ以来、要とは3日間口を聞いてなかった






ーそして、週末





待ちに待ったバーベキュー




「おはよう、2人とも!」



すでに、さやと菜月がいた



さや
「お!やっと来たね、りりか」



「うん、ごめん遅れた」


なつき
「そんじゃあ、いくか、」




バーベキュー場所は川沿いの近く



他にもたくさんの人達がきてた




「遅いぞ、お前ら」


少しイラッとしてる黒王子



「霧島、そんなに怒るなって。女子が可哀想だろ」


「は?」



「白馬の言う通りだよ、奏」




「っ…もういいわ。はやく、準備するぞ」



なつき
「全く、自己中な奴だね」



「あはは…(苦笑)」






バーベキューを始めるため準備を始めた



「あ、りりか。ちょっとコンビニに行って水買ってきてくれない?」


「うん、いいよ」


「ありがとう。たすかる」


「僕もいくよ、」


「ハヤテくん!?」


2人でコンビニに行くことになった



「ねぇ、りりかちゃん」



「な、なにハヤテくん?」



「奏のことをどう思ってる?」


「え…普通に友達でクラスメイト」


「ふーん。ならさ、奏と距離を置いてくれるかな?」


「な、なんでよ!?」


「友達なら分かるよね。友達なら奏のことを思って距離やわ置いてくれないかな?」



「なんで、一緒にいちゃダメなの…」


「は?君さー、わからないの?奏は、君のせいで変わったんだよ」



「え…」



「今まで、黒かった奏がりりかちゃんのせいでぶち壊し。本来の弱々しい奏に戻ったんだよ」


「でも、その方が黒王子は本性を出しててキラキラしてるよ」


「なんもわかってないなー。それだと奏は意気地無しでダメダメになる。あんなの奏じゃない」



「そんなことない!」

私は怒鳴った


「そんなの友達じゃない。友達って本性を分かりあってるものでしょ?」


「なにいってんの?」


「なら、ハヤテくんと黒王子は、偽りの友達じゃん。弱々しい黒王子が黒王子じゃないッて?そんなの酷すぎるよ。その1面だって黒王子なんだから」



「ハハハ、笑わせてくれるね。君は僕らの何がわかるの?」



「それは…」



「なにもしらないくせに、知ったかぶりしないでよ」


「まぁ、そういう事だから。僕らと関わるのはこれで最後だから」



気まづかった



その後…


あんなに優しそうだったハヤテくんが一瞬で壊れた




なんで、ハヤテくんはそんなに私と黒王子がいるとダメなの



弱々しい黒王子だって良いじゃん



何か影響でもあるのかな



もう、分かんないよ



コンビニで買った水はいつも以上に冷たく感じたのは何故だろう









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