お嬢様と7人の男子
あと、二人か…
自分から行かないとね
うん
昇降口にさっちゃんがいた
「さっちゃ…!?」
私は急いで下駄箱の裏に隠れた
そこには、女バスがいた
女バスA
「さや、高槻さんと仲良くしてるんだってね。聞いたよ」
「うん。最近仲良くなった」
女バスA
「うちらが言うのもあれだけど、つるむのやめた方がいいよ…あの子の噂広まってるの知ってる?」
「え?」
女子B
「知らないの!?あの子、男子に媚び売って裏でやばいんでしょ?それに、もてあそんでるらしいし」
「りりかは、そんな子じゃない!」
女子B
「さやが、庇う気持ちは分かるよ?でも、さやの身のためにも関わらない方がいいって」
「……。そんな噂でたらめだし…りりかと話したことないのに分かるはずないじゃん、何しったかぶってんの?私のことを思ってくれるのはありがたいけど、余計なお世話」
女バスA
「ごめん、言いすぎた。でもこれだけは覚えていおいてね、私たちはさやのために言ってんだから」
女バス達は去っていった
私は、ひっそりとでた
さっちゃんが庇ってくれるなんて…嬉しい
でも、迷惑かけちゃった
「そこに誰かいるの?」
ビクッ!!
私は恐る恐るでた
「さっちゃん…」
「りりか!?まさか全部聞いてた?」
「うん…最初から聞いてた」
「さっきのことなんて全部嘘だからね信じないで。私は全くしんじないんだから、ただの嫉妬だよ!」
「うん、ありがとう…こういうの慣れてるから」
「りりか、強かったりしなくていいんだよ、だってうちらさ、
『さっちゃん、ごめんね迷惑かけて。もうウチのことなんてほっといていいから!』
ちょっりりか!?待って、」
ごめん、さっちゃん
今は一緒にいられない
1人になりたいの
女バスの人達よりも私のことを信じてくれるとは思ってなかった
本当にさっちゃんはいい子だよ