お嬢様と7人の男子


「アイツ、うちらの所来そうだったよね。マジありえん」



「追いかけてこないうちに教室戻ろ」



「さやの案に賛成」


「わ、私も」


「あ、転校生って前田だけじゃないって知ってた?」



「え、そうなの!?」



「あれ、りりか知らなかったの?」



「うん」



「E組に女子が転校してきたらしいよ」



「そうなんだ」




「朝見た気がする」



「さっちゃんみたの!?」



「うん」



「どんな子だった?」


「美人だった」



転校生はもう1人いたんだ。



気になるなー





「私、トイレ行ってくる」



「じゃあ、うちら教室にいるねりりか」



「うん!」


トイレに入ろうとした時だった


前から出てきた人ととぶつかった




「痛っ。」



「痛たー…」

私は尻もちをついた

「ごめん、大丈夫?」

私は手を差し伸べた

「大丈夫だし、これぐらいひとりで立てるわ」



「ごめん…。」



「じゃあ、私、急いでるから」



「鼻、高かったなー肌白いし」



もしや、あの子が転校生かな?

美人だなー


あ、これって転校生のものかな?

口紅?

しかも高級ぽいもの


放課後、届けよう




ー放課後



「さてさて、あの子に届けないと」



「高槻ー」


「ん?」


呼んだのは黒王子だった



急に抱きついてきた



「ぇ…/////な、なにすんの!?」



「久しぶりに遊ぼーー」


「ちょっと…離れて/////」



「嫌だ。俺に逆らう気?」


あ、悪魔め…


黒王子がそっとつぶやいた



「俺らキスした仲でしょ?」



「//////////あわわわわそれは…」

身体中熱くなった



「なんちゃって、ドキッとした?」


クスリと笑う黒王子が久々で


冷や冷やした




心臓に悪いよ。




「霧島、高槻さんから離れろ。」



「あれれ、ヤキモチですかぁー?白馬くん」



「いいから、離れろ。気に食わない」



「嫌だねぇーだ。リリカは俺のモノ」


「ちょっと…余計にくっつかないでよ」


「なんで?リリカは俺のこと嫌いー?」



「嫌いじゃないけど…」


「じゃあいいんじゃん♪リリカー大好きーー」


「今日の黒王子、おかしいよ?どうしたの…?」


おでこを触ってみると



すごい熱!?


保健室連れていかないと


「白馬くん、熱があるんだけど。手伝ってくれる?」




「あ、うん」



私と白馬君は、黒王子を保健室まで運んだ






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