お嬢様と7人の男子
「あ、いました!お嬢様」
「はぁ…」
「お疲れのようですが何かあったんですか?」
「色々あって…」
「ん?それどうしたんですか?」
要は私が手に持っている口紅を聞いた
「あー…今日ちょっとぶつかってそん時に落としていったんだけど」
「ちょっと見せてください」
「良いけど…」
「!?…これって…」
「ん?要しってんの?」
「いえ、何でもありません」
ちょっと要の様子がおかしかった…
少し焦ってる様子だけど
なんか隠してる
ますます怪しい
「お嬢様、なに睨んでるんですか?怖いじゃないですか」
「あ、ごめん、要、帰ろ」
「そうですね」
ー家ー
「要ー、夕食はまだ?」
なんか焦げ臭い匂いがする
嫌な感じ…
私はキッチンに行った
「ちょ、要!?焦げてる焦げてる」
「!?」
幸い火事にはならなかった
「要、さっきからおかしいよ??」
「…すみません」
「上の空だし。要らしくない」
「……。」
「今日はもう休んでいいよ。私がやるから」
「ですが…」
「いいから!要、一旦頭を冷やしてなさい」
強引に私は要を部屋で休ませた
「ふぅー」
一息ついた
なんか、さっきから要の様子がおかしいんだよね
要らしくないし
原因って多分…あの口紅?
あれしかないよね
要とあの口紅がどう関係してるの?
うーん…