お嬢様と7人の男子

要の過去



「要。私、将来要と結婚したい!」


「僕よりいい人なんていっぱいいるんだよ?」


「嫌だ!要は私のことを唯一理解してくれるもん」


「愛梨は泣き虫だからなぁー、無理かなぁ」


「要が言ってくれればなんでも直す!」


「冗談だよ」


「もう!」

愛梨は顔を膨らませた


「僕もできたらそうしたいけどね」



「じゃあ決まり!約束だよ」

「うん」


「指切りげんまん嘘ついたら針千本ののーまき、ゆびきった」

2人は声を揃えて言った



「早速お父様に報告ね!」


ー屋敷ー


「お父様ー」

「どうしたんだ、愛梨?」

「お父様、聞いて。私は要と結婚するのよ」

「!?」

「お父様いいでしょ?」

「しかしなぁ、要くんがいいか、どうか…」

「僕も愛梨となら…したいです」


「…勝手にしなさい」


「やったわぁ!要」

愛梨は嬉しそうに飛び跳ねた

「ありがとうお父様!」

「……。」

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