お嬢様と7人の男子

予鈴が鳴った


「そろそろ行かないと…」


「そうですね、では後ほど話しましょ」

あいりとリリカはそれぞれ戻った

ー教室

「おはよう、リリカ」

そこには菜月とさやがいた

「おはよう」


「珍しいね、ギリギリに来るなんて」

さっちゃんには勘づかれてた

「あー、ちょっと用事があって」


「それよりふたりとも、教室移動だから早くしないと!遅刻」


1限目は講義室で行われる

3人は急いで向かった



廊下でハヤテくんと黒王子とすれ違った


保健室のこと、覚えないか

さすがに無視されるよね

あんなことがあったし、私から縁を切ったわけだし

あぁこれじゃあハヤテくんの思い通りだよ、全部


ハヤテはニヤリと笑った

これでいいんだ、これで奏は元通り

無様だな、高槻 莉梨花


君なんかに奏を奪われてたまるか






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