お嬢様と7人の男子
学校に着いた私はある人に電話をかけた
ープルルルル
ガチャ
「もしもし、今すぐ会えたりする?」
「は?今だとそんな無茶」
「お願い!!!!」
「分かったよ、どこに行けば」
「屋上に来て……」
「おう」
私は屋上へ行って来るまで待った
「来たけど」
「黒王子!?来てくれたんだ」
「まぁあんだけお願いされたからな」
そう私は今、黒王子に言わなきゃいけない
深呼吸をして
すぅーー
「あのね、やっぱり一切関わらないなんて嘘」
「……」
「やっぱり、黒王子がいなきゃダメなんだ」
風がそよぐ
無表情だった黒王子の顔が
口が笑った
「待ってたよ、その言葉」
「ごめんね、黒王子。もう一度私と友達になってください」
「当たり前だろ」
2人は久しぶりにお互いに笑った顔を見た気がした