お嬢様と7人の男子
あんな家帰りたくない

帰りたくない帰りたくない……

誰か助けて

「仕方が無いな、言うことが聞けないなら無理やりでも聞かせないとね」

兄の右腕が動いた

殴られる!!!!!

菜月はその瞬間目をつぶった

誰かが翔の右手を掴んだ


「何してるんだよ」

「霧島!?」

そこには黒王子が立っていた

「お前、誰だ?」

「そっちこそ」
黒王子は警戒した

「僕は菜月の兄だよ」
にこりと笑いかけた

「兄がどうして妹を殴ろうとしてるんだ?」

「しつけだけど…邪魔しないでくれるかな?てか誰なの君」

「俺はコイツの友達だよ」

「へぇーー友達ねぇ」
そう言って翔は菜月の方をじろりと見て睨んだ
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