お嬢様と7人の男子
「まぁ、いいや。菜月早く帰っておいでよ?」
菜月の兄はオーラを感じとった黒王子は
さすがに何も言えなくなった
黒王子はあの笑みを見て偽りの笑顔だと感じた
菜月は一気に魂が抜け床に座り込んだ
「はぁ…」
「おい、大丈夫なのかよ?」
「うん、平気」
その場から立ち上がろうとした
「やめとけ、無理すんな」
「でも行かないと」
すると黒王子はしゃがんだ
「え!?」
「ほら、乗れよ」
「おんぶなんて、ちょっ恥ずかしい…」
早く乗れよという目をしていて
断わりづらかった