私限定の甘さ 番外編
学校から10分ほど歩いたところにクレープ屋はあった。
「クレープ!!
早く食べたい!!」
「ふふっ、愛ちゃん可愛い」
クレープを食べたくてワクワクしている私を見て俊はクスクスと笑う。
私はメニュー選びに夢中で、そんな俊に全く気づかなかい。
「どれにしようかな〜
う〜ん、イチゴクレープもいいし…
チョコバナナクレープもいいし…」
そんなふうに悩む私だけど、結局、イチゴクレープに決めた。
俊が買いに行ってくれているから、私は近くのベンチに座って待っている。