私限定の甘さ 番外編
チョコレートをもう一度、細かくきざんだ。
よし、これから湯せんをしようって時に、私はお母さんに呼ばれた。
だから私は怜に「絶対に待っててね」と何度も言っておいた。
怜も頷いていた。
…でも、私が戻ってきた頃には既に湯せんを始めていた。
びっくりしたけど、特に異常はなかったからそのまま怜の手伝いをしていたんだ。
そして無事、型にも流せて冷蔵庫に入れ、待つこと30分。
冷蔵庫を開けると、完成したチョコが。
完成したことにテンションが上がる私たちは、1口味見してみた。
パク。
口に入れた途端、私は固まってしまった。