私限定の甘さ 番外編

「……そう?」


首を傾げながら頭を搔く俊の様子から、きっとさっきの雑誌は見られてはいないだろうと思った。


よかった…。


「そ、それより俊、どうかしたの?」


私たちは違うクラス。


だからわざわざこのクラスに来たってことは用があるはず。



「あ、そうそう
愛ちゃん、今日暇?」


そう聞かれ、少し考えてから頷く。


「本当?じゃあ、美味しいクレープ屋さんがあるんだけど、一緒に行かない?」


< 4 / 101 >

この作品をシェア

pagetop