私限定の甘さ 番外編
番外編2 お家デート
お誘い 愛side
ある日の放課後。
私はいつも通り、俊と一緒に帰っていた。
「今日ね〜、怜と話してたらね〜光くんが珍しく嫉妬してたの!!『西野は怜を独占しすぎ』って!!」
「へ〜、あの光が?」
「そうなの!その言葉に怜はほんのり顔を赤くするしさ〜、本当にラブラブだよね!」
いつもと同じように手を繋ぎ、くだらない会話で盛り上がる。
あの時の怜、可愛かったな〜。
恋する乙女って感じの顔で。
私も俊といる時、あんなふうな顔をしてるのかな?
チラッと俊を見ると、目が合った。
「どうかした?」