私限定の甘さ 番外編

俊は少し考え込んでから口を開いた。


「恋する乙女…かは分からないけど。
愛ちゃんは可愛いよ。すごく」


うっすらと赤くなった顔を手で隠しながらそう言う俊。


また胸がドキッとする。


「あ、ありがとう…」



「どーいたしまして」


ふにゃりと笑う俊につられて私も笑う。



なんだか幸せだなぁ。

隣には俊がいる。

俊がいるだけで私の世界が明るく見えるんだ。



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