私限定の甘さ 番外編

「あ、のさ…明日、ひま?」


そう聞かれ少し考える。


明日…って、土曜日…だよね。


お母さんと出かける用事もないし…。


他にすることもない。


「うん。ひまだよ?」


笑顔を向けると、俊は安心したかのような緊張したかのような顔をした。


なんだろ…何かあるのかな?


「もしよかったら…明日、俺の家来ない?」


…なぁーんだ、そんなことか。


緊張しきった顔で何言うのかと思ったよ。



「いいよ!!」


「そうだよね…無理だよね…って、いいの!?」

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