私限定の甘さ 番外編
俊のご両親に挨拶するのは今日は無理そうだけど、いつか挨拶しなきゃ。
心の中でそう決意した時、大事なことを思い出した。
あっ!!
そういえば、光くんと怜も来るんだよね?
すっかり忘れてたよ!
俊も何も言わないし。
いくらなんでも遅くない?
「ねぇ俊。
光くんと怜まだ?」
私が何気なく聞くと、種はポカーンとした顔になる。
え、何その顔?
私、なんか変なこと言った?
「…なんで光と荒木?」
「…へ?2人も来るんでしょ?」