私限定の甘さ 番外編

「愛。
そ〜れ〜よ〜り」


ニヤニヤとする怜に嫌な予感がした。


怜がこの顔をする時って決まって私をからかう時なんだもん。


「な、なに?」



「『なに?』じゃないでしょ。
教室でキスなんてやるじゃん。」


ガタッと椅子の音を立てて立ち上がる私。


な、なんでそれを…!?


もしかして…ぜ、全部見て!?


「覗いてたわけじゃないよ?
たまたま戻ってきたらイチャイチャしてたからさ。
それに、他の子たちも見てたよ」


その言葉を聞いて、ボッと顔が赤くなる。

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