私限定の甘さ 番外編

え？


俊、言ったよね？


あれ？私の勘違い？


なにがなんだか分からなくなる。


ゆっくり思い出していこう。


えーと、昨日、俊に遊びに誘われたでしょ。


それで、私はOKして、今日遊びに来た。


頭の中で昨日のことを思い出していると、あれ？とあることに気づく。


…俊、2人が来るなんて一言も言っていない。


もしかして、私の勘違い！？


「お、思い出したよ…俊、2人が来るなんて一言も言ってなかったね…」


「でしょ？全く…何でそんな勘違いしたのか…
しかも、愛ちゃん、警戒心なさすぎだし」


そっと私の顔に手を当てられ、ビクッと私の体が震えた。


私を見る俊の目には、少し怒りの感情も見える。


なんで怒ってるの…？


でも、それより…やっぱりかっこいい。


少し近い距離にある俊の顔に思わず見とれてしまう。